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ポートフォリオ添削で落とされる人の共通点|「自分語り」より作品を見せるべき理由

ポートフォリオ添削で落とされる人の共通点|「自分語り」より作品を見せるべき理由

弊社のような現役の制作会社であれば、実は頻繁にデザイナーやコーダーなどから営業のメールが届きます。簡単に言えば「仕事を振ってください」という内容です。当然、ポートフォリオや制作実績のURLも送ってきます。その中でほぼ100パーセントに近いぐらいの人が同じ傾向にあります。結論から言うと、まずお仕事を振る事は無い。そんな傾向です。
今回の記事では、なぜそう思われるのか、ポートフォリオをどうすれば良いのか、などを現役の制作会社のWebデザインの現場目線から「デザイン添削」「ポートフォリオ添削」で本当に見るべきポイントを、かなり踏み込んで解説します。

ポートフォリオは「あなたの人生」を語る場所ではない

 Webデザイナーとして仕事を取りたい。
✅ 制作会社に採用されたい。
✅ フリーランスとして企業から案件を受注したい。

そのために、多くの人が作るのがポートフォリオです。

そして、ポートフォリオを作った後に「デザイン添削」「ポートフォリオ添削」を受ける人も増えています。しかし、ここで一度考えてほしいことがあります。そのポートフォリオは、誰のために作っていますか?

採用担当者や制作会社が知りたいのは、
「幼少期から絵を描くのが好きでした」
✅「子どもの頃からクリエイティブなことに興味がありました」
✅「Webデザイナーを目指したきっかけは……」
といった長い自分語りではありません。

もちろん人柄や経歴が不要というわけではありません。
ただし、ポートフォリオの主役は「あなた」ではなく「あなたが作った作品」です。ここを勘違いすると、どれだけ文章を頑張っても、どれだけ熱意を語っても、肝心のデザインスキルが伝わりません。むしろ、作品を見せるべきスペースを自己紹介で埋めてしまえば、逆効果になることすらあります。

ポートフォリオで最初に見られるのは「あなた」ではなく「作品」

制作会社や企業がWebデザイナーを探しているとき、最初に確認したいのは非常にシンプルです。
「この人に仕事を任せたら、どんなものができるのか?」これだけです。だから、ポートフォリオを開いて最初に見るのは当然、作品です。

たとえば、
 Webサイト
✅ LP
✅ バナー
✅ UIデザイン
✅ コーディング
✅ WordPress制作
✅ グラフィック制作
など。そこでデザインのクオリティや情報設計、実装力、制作意図などを確認します。

ところが、ポートフォリオを開いたら、
「私は3人の子どもを育てながら……」
✅「以前は事務職をしていました」
✅「Webデザインに興味を持ったきっかけは……」

と何ページにもわたって自己紹介が続く。

これは、採用側からすると優先順位が逆です。
知りたいのは、あなたの人生ではなく、あなたに何ができるのか。ここを履き違えてはいけません。

「子育て中」「主婦」「未経験」は武器になるのか?

最近のフリーランスの営業文やプロフィールでは、「子育て中のママです」「主婦だからこそ女性目線を活かせます」「未経験からWebデザイナーになりました」といった属性を前面に出すケースがあります。これ自体が悪いわけではありません。問題は、それがスキルの代わりになってしまっていることです。企業がWeb制作を依頼するときに重要なのは、「子育て中かどうか」ではありません。

✅「必要なクオリティを出せるか」
✅「こちらの意図を理解できるか」
✅「修正に対応できるか」
✅「レスポンシブまで考えられるか」
✅「実務で使えるデザインを作れるか」
✅「納期を守れるか」

です。

つまり、個人属性は補足情報であって、主役ではありません
子育て中だから親しみやすい」という理由でWebサイト制作を任せる企業は、少なくとも制作会社の採用・外注判断においてはほとんどありません。仕事を取るためのポートフォリオなら、まず仕事ができる証拠を出す。これが基本です。

「共感」「寄り添う」「想い」だけではデザインの仕事は取れない

もう一つ、ポートフォリオや営業文で頻繁に見かけるのが、「お客様の気持ちに寄り添います」「想いをカタチにします」「丁寧なコミュニケーションを大切にしています」といった表現です。
これも悪い言葉ではありません。しかし、誰でも言える言葉です。そして、誰でも言える言葉には差別化能力がありません。ほとんどの人が同じような営業文です。

100人のWebデザイナーがいたとして、90人が、
「丁寧に対応します」
✅「想いを大切にします」
✅「お客様目線を大切にします」
と言ったら、それはもう評価材料になりません。

むしろ問題なのは、こうした言葉が大量に並んでいる一方で、肝心の作品が弱いケースです。

「お客様に寄り添います」と書いてある。でも、実際のデザインを見ると、
 文字組みが雑
✅ 余白が不自然
✅ 写真選びが弱い
✅ 配色が古い
✅ レイアウトが単調
✅ スマホ表示を考慮できていない
✅ 情報設計が弱いという状態。

それなら「寄り添います」という言葉より、まずデザインを改善するべきです。
言葉で実力を補おうとしないこと。ポートフォリオでは、作品そのものが一番強い営業資料になります。

ポートフォリオ添削で見るべきなのは「見た目」だけではない

ここで「デザイン添削」という言葉にも注意が必要です。
デザイン添削というと、「この色がいい」「このフォントに変えた方がいい」「ここに余白を入れましょう」という表面的な修正だけを想像する人もいます。しかし、本当に重要なのはもっと深いところです。

たとえばLPなら、
✅ 誰に向けたデザインなのか。
✅ 何を伝えるページなのか。
✅ ユーザーに最終的に何をしてほしいのか。
✅ その情報の順番は適切なのか。
✅ ファーストビューで価値が伝わるのか。
✅ 競合と比べて何が違うのか。
まで見なければ、本当の意味での添削にはなりません。

色を変えただけでは、デザインは良くなりません。フォントを変えただけでもありません。
「なぜこのデザインになっているのか」という設計そのものを見る必要があります。

ポートフォリオ添削で最も重要なのは「完成度」より「実務に耐えられるか」

ポートフォリオに載せる作品は、単純に「おしゃれ」であればいいわけではありません。
実務では、クライアントから必ず条件が出ます。

「ターゲットは30代女性」
✅「高級感を出したい」
✅「でも敷居は高くしたくない」
✅「問い合わせを増やしたい」
✅「スマホで見やすくしてほしい」
✅「競合との差別化をしたい」
こうした複数の条件を整理しながら、一つのデザインに落とし込む必要があります。

だから、ポートフォリオ添削では、「綺麗に作れているか」だけでは不十分です。
見るべきなのは、「条件を整理して、目的に合わせたデザインを作れているか」です。ここができていないと、スクールの課題では綺麗に作れても、実案件になった瞬間に崩れます。

実務経験がないなら「制作意図」を説明できるポートフォリオにする

未経験者や独学でWebデザインを学んでいる人の場合、実案件が少ないのは仕方ありません。
問題は、架空案件でも「なぜそう作ったのか」を説明できないことです。たとえば、「女性向けなのでピンクにしました」だけでは弱い。

 なぜピンクなのか。
✅ どんな女性なのか。
✅ 競合はどんな色を使っているのか。
✅ その中でどう差別化したのか。
✅ 写真はなぜその写真なのか。
✅ 見出しのサイズはなぜその大きさなのか。
✅ CTAをなぜその位置に置いたのか。
ここまで説明できれば、単なる「作品」から、思考力を見せるポートフォリオになります。

逆に、どれだけ綺麗なモックアップを掲載していても、「なんとなく作りました」では実務能力の証明にはなりません。

ポートフォリオに「自分語り」を入れるなら、最小限でいい

ではプロフィールは不要なのか。もちろん違います。
必要最低限のプロフィールはあった方がいいでしょう。

たとえば、
 経歴
✅ 対応可能な業務
✅ 使用ツール
✅ 対応可能な制作範囲
✅ 得意分野
✅ 連絡先
などです。

そして「なぜWebデザインをしているのか」という話も、数行程度なら問題ありません。
重要なのは、ポートフォリオ全体の主役を奪わないこと。私はこんな人間です」という情報を増やすほど評価されるわけではありません。むしろWebデザイナーとして評価されたいなら、「私はこんなデザインができます」を増やした方が圧倒的に合理的です

営業で「人柄」を売る前に、まず作品を見せる

これはポートフォリオだけではありません。企業への営業でも同じです。
「はじめまして!○○と申します!」「私は人と話すことが好きで……」「以前から御社の理念に共感しており……」と長々と書く。ところが、肝心のポートフォリオURLが最後に小さく載っている。
これでは逆です。

企業側が知りたいのは、「あなたが何者なのか」より先に「何ができるのか」。
だから営業なら、実績 → 対応可能なこと → 提案 → プロフィールくらいの順番でもいい。

人柄は、その後で伝わります。

「Canvaで作りました」ではなく、Webのプロとして見せる

ポートフォリオそのものの作り方も重要です。
Webデザイナーを名乗っているのに、無料サービスの共有URLをそのまま営業先へ送る。
これが絶対にダメ、とまでは言いません。しかし、少なくとも自分自身のブランドをどう見せるかという意識は必要です。

クライアントにWebサイトを提案する人間が、
 自分のポートフォリオではWebの基本的な設計や見せ方にこだわっていない。
✅ 独自ドメインの公開している自分や自社の公式サイトもない。
これでは説得力がありません。

ポートフォリオは単なる作品置き場ではありません。
「私はWeb制作を仕事として扱っています」という証明そのものです。だからこそ、細部までこだわる必要があります。

では「デザイン添削」は誰に依頼すればいいのか?

ここが一番重要です。
デザイン添削を依頼するとき、「優しそうだから」「丁寧そうだから」「SNSでフォロワーが多いから」「プロフィールにプロと書いてあるから」という基準だけで選んではいけません。
見るべきは実際の制作物です。特に確認したいのは、「その人自身がどんなデザインを作っているのか」です。

 デザイン添削をする人のポートフォリオが見当たらない。
✅ 制作実績がほとんど掲載されていない。
✅ SNSではデザイン論を大量に語っているのに、肝心の作品が少ない。
✅ 制作実績を見せてくれない。
✅ 1~2個しか見せてくれない。
この状態なら、一度立ち止まった方がいいでしょう。

なぜなら、人にデザインを教える能力と、自分自身が高品質なデザインを作る能力は別物だからです。

ポートフォリオ添削を受けてもデザインが上達しない人の特徴

添削を受ければ自動的に上達するわけではありません。

たとえば、
「余白をもっと取りましょう」
✅「フォントを統一しましょう」
✅「メリハリをつけましょう」
✅「ターゲットを意識しましょう」
というアドバイスだけを何度受けても、根本的な問題が解決しないことがあります。

なぜなら、これらは「知識」であって「見る力」そのものではないからです
デザインの上達には、
良いものを見る → 自分で作る → プロに見てもらう → 修正する → なぜ違うのか理解する → また作る
という反復が必要です。だからこそ、添削者には単なる答えではなく、「なぜそのデザインが弱いのかを見抜く力」が必要になります。

Webデザインスクールを選ぶときも「教える人の作品」を見る

これはWebデザインスクール選びでも同じです。

スクールのLPに、
「現役プロ」
✅「マンツーマン」
✅「未経験からWebデザイナー」
✅「案件獲得」
と書いてあっても、それだけで判断してはいけません。

実際に教える人が何を作ってきたのか。ここを見るべきです。
WebデザインスクールAppRizz(アップリズ)では、単にWebデザインの知識を説明するだけではなく、実際の制作現場で必要になる視点まで含めて指導することを重視しています。なぜなら、Webデザインは「知識を覚えれば完成」という仕事ではないからです

 同じ「余白」という知識を知っていても、実際にどこまで空けるのか。
✅ 同じ「配色」という知識を知っていても、なぜその色を選ぶのか。
✅ 同じ「情報設計」を知っていても、どの情報を残し、何を削るのか。
ここには大きな差があります。

本当に必要なのは「褒めてくれる添削」ではなく「基準値を上げてくれる添削」

デザイン添削を受ける目的を間違えてはいけません。
「ここが良いですね」「綺麗にできていますね」「このままでもいいと思います」と言われて安心するために添削を受けるのではありません。自分では気づけない弱点を見つけてもらうために受けるものです。

時には、
「このデザインは弱い」
✅「このレイアウトは単調」
✅「この作品はポートフォリオに載せない方がいい」
と言われることも必要です。

耳の痛い話をしてくれる人ほど、成長につながる場合があります。
もちろん、ただ厳しいだけでは意味がありません。重要なのは何がダメなのかを具体的に説明し、どう直せばいいのかまで示せることこれが本当のデザイン添削です。

ポートフォリオは「あなたを評価してもらう資料」ではなく「あなたの実力を証明する資料」

最後に、一番覚えておいてほしいことがあります。

 ポートフォリオは履歴書ではありません。
✅ 自分史でもありません。
✅ 人生を語る場所でもありません。
あなたの実力を証明するための営業資料です。

だから、「私はこんなに頑張りました」ではなく私はこれだけのものを作れますを見せる。そして、「なぜこのデザインにしたのか」「どんな課題を想定したのか」「どういう考え方で制作したのか」まで説明できれば、さらに強くなります。

Webデザインの世界では、肩書きやプロフィール文はいくらでも作れます。
「現役」
✅「プロ」
✅「フリーランス」
✅「デザイナー歴○年」

という言葉も書けます。

しかし、作品だけは誤魔化しにくい
だからこそ、仕事を依頼する側も、採用する側も、そしてデザイン添削を依頼する側も、最終的には作品を見るべきなのです

まとめ|「誰に添削してもらうか」より先に「何を見て判断するか」を決める

デザイン添削やポートフォリオ添削を受けること自体は、Webデザインを上達させるうえで非常に有効です。ただし、誰に頼んでも同じではありません
大切なのは、肩書きやSNS上の発信量ではなく、実際にどのレベルの制作物を作っている人なのかを見ること。そして添削を受ける側も、「褒めてもらう」ことを目的にしてはいけません。自分の基準値を上げるために、今まで見えていなかった粗を指摘してもらう。それこそが、デザイン添削の本来の価値です。

Webデザイナーとして本気で仕事をしたいなら、
 プロフィールを磨く前に作品を磨く。
✅ 営業文を書く前にポートフォリオを磨く。
✅ 肩書きを増やす前に、制作スキルを磨く。
結局、Webデザインの世界で最後にものを言うのは「何を言ったか」ではなく「何を作ったか」です。

WebデザインスクールAppRizz(アップリズ)でも、こうした「言葉だけではなく、実際の制作物で実力を判断する」という考え方を重視しています。
「デザイン 添削」「ポートフォリオ 添削」でサービスを探しているなら、まず見るべきなのは料金でもプロフィールでもありません。その人が実際に作った作品です。そして、その作品を見たときに、「このレベルまで自分も到達したい」と思えるか。それを最初の判断基準にしてみてください

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