
「デザインをもっと上達させたい」「自分の作品のどこが悪いのかわからない」「ポートフォリオをプロに添削してもらいたい」そう考えて、デザイン添削やポートフォリオ添削をしてくれる、メンターや講師を探している人は多いでしょう。実際、現在はクラウドソーシングサイトやSNSなどを見れば、「デザイン添削します」「ポートフォリオ添削します」「現役デザイナーがアドバイスします」といったサービスが数多く見つかります。選択肢が増えたこと自体は悪いことではありません。しかし、ここで一つ厳しいことを言います。デザイン添削は、誰に頼んでも同じではありません。むしろ、誰に頼むかによって、その後の成長速度は大きく変わります。なぜなら、デザイン添削とは単純に「間違っているところを教えてもらうサービス」ではないからです。あなたが今後どのようなデザインを作れるようになるのか。その基準値そのものを作ってしまうのが、添削する側の人間だからです。
だからこそ、料金より先に確認してほしいことがあります。それは、非常にシンプルです。「あなたは、その人が作っているデザインのレベルになりたいですか?」これです。
- デザイン添削で一番やってはいけない「安いから選ぶ」
- デザイン添削を依頼する前に「制作実績」を絶対に確認する
- 「制作実績を見せられない人」にデザイン添削を頼む意味はあるのか?
- 「現役デザイナー」「経験10年」という肩書を信用しすぎない
- デザイン添削で重要なのは「答え」ではなく「基準値」
- 良いメンターは「修正案」だけではなく「見る目」を育てる
- 無料相談は「契約する場所」ではなく「実力を確認する場所」
- 口コミより「自分の目」で判断する
- あなたが「将来なりたい」と思えるデザインを作っているか?
- デザイン添削は「未来の自分への投資」と考える
- WebデザインスクールAppRizzが考える「本当に価値のある添削」
- デザイン添削・ポートフォリオ添削で失敗しないための最終チェック
- デザイン添削で選ぶべきなのは「いい人」ではなく「未来の自分を作れる人」
デザイン添削で一番やってはいけない「安いから選ぶ」
デザイン添削を探していると、当然価格が気になります。
「1回3,000円だから試してみよう」「月額5,000円なら安い」「こっちは1万円だから高い」このように料金だけを比較してしまう人がいます。しかし、デザイン添削に関しては、ここを最優先にするのはおすすめしません。なぜなら、安い添削で何も成長しなければ、その3,000円は安くないからです。
✅ 添削を受ける
✅ 言われたことを修正する
✅ また別の作品を作る
✅ しかしデザインのレベルが上がらない
✅ また別の人に添削を依頼する
となれば、時間もお金も二重、三重に失います。
逆に、多少高くても、本当にデザイン力が上がるのであれば、その費用は「消費」ではなく「投資」です。ここを混同してはいけません。デザイン添削で比較すべきなのは「1回いくらか」ではなく、「その人から何を学び、どこまで成長できる可能性があるか」です。
デザイン添削を依頼する前に「制作実績」を絶対に確認する
これは非常に重要です。
デザイン添削を依頼する前に、必ず講師やメンター本人の制作実績を確認してください。しかも、2〜3作品だけでは不十分です。できれば5〜10作品程度は確認したいところです。なぜでしょうか。
1作品だけなら、たまたま良い作品を見せることができます。2作品でも同じです。しかし、5作品、10作品と見ていけば、その人の本当のデザインレベルや得意不得意、デザインの癖がかなり見えてきます。
✅「毎回同じようなレイアウトだな」
✅「経歴や経験とデザインレベルが比例してないな」
✅「LPは強いけど、情報量の多いサイトは苦手そう」
✅「この人はコーポレートサイトが得意なんだな」
✅「写真の選び方が上手い」
✅「タイポグラフィが強い」
✅「装飾の引き出しが多い」
などです。
1作品ではなく、複数作品を見ることで初めて“その人の実力”が見えてきます。
「制作実績を見せられない人」にデザイン添削を頼む意味はあるのか?
かなり辛口に言います。
もし無料相談などで、「制作実績を見せてもらえますか?」と聞いて、まともに見せてもらえないのであれば、私はおすすめしません。「守秘義務があるので……」という説明をされるケースもあるでしょう。もちろん、本当にクライアントとの契約上、公開できない案件は存在します。そこは理解する必要があります。しかし、それと「実績をほとんど何も見せられない」ことは別問題です。長く制作を仕事にしているのであれば、公開可能な実績、自主制作、掲載許可を得ている案件など、何らかの形で自分のデザイン力を確認できる材料は用意できるはずです。
✅「企業案件をたくさんやっています」
✅「現役デザイナーです」
✅「業界経験があります」
こうした言葉だけでは判断できません。
デザインは言葉ではなく、成果物を見る仕事だからです。
「現役デザイナー」「経験10年」という肩書を信用しすぎない
ここも非常に重要です。
例えば、「Webデザイン歴10年」と書いてあったとします。それだけで「すごい人だ」と判断してはいけません。極端な話、10年前に少しHTMLを触った経験があり、その後ほとんど制作していなくても、本人が「Web制作歴10年」と書けば成立してしまいます。もちろん、これは極端な例です。しかし、「何年やったか」と「どのレベルのものを作れるか」は別物です。
同じ10年でも、毎年数件しか制作していない人と、制作会社で毎月複数案件に携わってきた人では、経験値はまったく違います。長くやっているからレベルが高いわけでもありません。経歴や資格がすごいからレベルが高いわけでもありません。
✅「現役」
✅「プロ」
✅「フリーランス」
✅「ディレクター」
✅「講師」
といった肩書も、それだけではデザイン力の証明になりません。
見るべきなのは肩書ではなく、「実際に何を作ってきたのか」です。
デザイン添削で重要なのは「答え」ではなく「基準値」
デザイン添削を受ける目的を、「このデザインのどこが悪いか教えてもらう」だけにしてしまう人がいます。しかし、本当に重要なのはそこではありません。
例えば、「文字をもう少し大きくしましょう」「余白を増やしましょう」「色を変えましょう」と言われて修正したとしても、その作品だけが改善されて終わってしまいます。
本当に優れたデザイン添削では、なぜその判断になるのかまで理解できる必要があります。
「この情報の優先順位なら、ユーザーが最初に認識すべき要素はここ。そのため、見出しと本文のコントラストをもっと明確にする」
というところまで考える。
これが「添削」と「デザイン教育」の違いです。
良いメンターは「修正案」だけではなく「見る目」を育てる
本当に価値のあるデザイン添削とは、毎回修正指示をもらうことではありません。
最終的には、「自分で悪いところを見つけられるようになる」ことがゴールです。
✅「見出しと本文のジャンプ率が弱い」
✅「余白のリズムが均一すぎる」
✅「写真のトリミングによって視線が分散している」
✅「情報量に対してレイアウトの変化が少ない」
✅「ボタンの優先順位が視覚的に伝わっていない」
など、自分で具体的に分析できるようになる。
ここまでいけば、添削を受け続けなくても成長できます。逆に、毎回「ここを直してください」と言われるだけなら、いつまで経っても先生がいないとデザインできません。
無料相談は「契約する場所」ではなく「実力を確認する場所」
デザイン添削を依頼する前には、無料相談があるなら積極的に利用しましょう。
ただし、営業トークを聞くためだけに使ってはいけません。確認するべきなのは、「この人に自分のデザインを任せて大丈夫か?」です。
例えば、自分の作品を見てもらい、「どこを改善すべきだと思いますか?」と聞いてみる。ここで重要なのは、単に厳しいことを言ってくれるかどうかではありません。作品を見て、具体的な問題を発見できているか。そして、「なぜそう思うのか」まで説明できるかです。

✅「もっとおしゃれにした方がいい」
✅「今っぽくした方がいい」
✅「余白を増やした方がいい」
だけでは、正直、誰でも言えます。

あと、制作実績を見せてもらうのも忘れずに!
これは絶対条件です!
口コミより「自分の目」で判断する
「口コミが良かったから」「評価が5だったから」「丁寧に教えてくれそうだから」
これだけでデザイン添削を依頼するのも危険です。もちろん口コミは一応、参考にはなります。しかし、口コミを書いている人はデザインの専門家ではありません。
✅「親身になってくれた」
✅「返信が早かった」
という評価と、「デザインレベルが大幅に上がった」は別の話です。
極端に言えば、人柄の良さとデザイン能力は別軸です。
優しい人でもデザインが弱いことはあります。厳しい人でも、圧倒的にデザインが上手いこともあります。だからこそ、最初に見るべきなのは人柄ではありません。作品です。
あなたが「将来なりたい」と思えるデザインを作っているか?
デザイン添削のメンター選びで、個人的に最も重要だと思う質問があります。
それが、「この人が作っているレベルまで、自分も行きたいと思うか?」です。
✅ 企業サイトを作れるデザイナーになりたいのであれば、そのメンターが実際に作った企業サイトを見る。
✅ LPデザイナーになりたいのであれば、LPを見る。
✅ ブランドサイトを作りたいのであれば、その実績を見る。
そして、「自分もこういうデザインを作れるようになりたい」と思えるか。ここが重要です。
なぜなら、あなたはこれからその人にデザインを教えてもらうからです。
その人の考え方、判断基準、デザインの癖を吸収していくことになります。だから、「この人から学びたい」と思える作品があるかどうかは、極めて重要な判断材料になります。
デザイン添削は「未来の自分への投資」と考える
デザインを学ぶためにお金を払うことを、単なる出費として考えてしまう人もいます。しかし、本来の目的はそこではありません。
✅「今まで気づけなかった問題に気づける」
✅「自分のデザインを見る基準が変わる」
✅「ポートフォリオの質が上がる」
✅「案件に対応できる力がつく」
✅「仕事としてデザインを提供できるようになる」
のであれば、その後の仕事で回収できる可能性があります。
だからこそ、安いか高いかだけで判断するのはもったいない。
1万円の添削でも何も身につかなければ高い。一方で、数万円の指導でも、その後の仕事につながる力が身につくなら安い。価格ではなく、自分の未来にどれだけ価値が残るかで判断するべきです。

メンターや講師の制作実績も見ずにデザインの添削を依頼するのは、単なる出費!
でないと、一応講師だから正しい事を言っているんだろうと勘違いしてしまい、実際は大したレベルでもない人に教えてもらって、間違った基準値を植え付けられてしまうよ💦
WebデザインスクールAppRizzが考える「本当に価値のある添削」
WebデザインスクールAppRizz(アップリズ)では、単純に「ここを直しましょう」という添削だけを目的にはしていません。大切なのは、受講者自身がデザインを見る目を持つことです。そのためには、まず現在の作品を確認する。
✅「何が足りないのか」
✅「なぜ素人っぽく見えるのか」
✅「どこで情報設計を間違えているのか」
✅「なぜこのレイアウトでは伝わりにくいのか」
✅「どこまで直せば実務レベルに近づくのか」
を具体的に確認していきます。
さらに重要なのは、実際の制作現場で求められる基準を知ることです。
ネット上にある一般論を読めば、「余白を取りましょう」「色を3色以内にしましょう」「フォントを統一しましょう」といった情報はいくらでも出てきます。しかし、それだけでプロのデザインが作れるようになるなら、世の中はプロレベルのWebデザイナーだらけになっているはずです。現実はそうではありません。だからこそ、デザイン添削では「知識」だけではなく、実際の制作物を見ながら判断基準を身につけることが重要なのです。
デザイン添削・ポートフォリオ添削で失敗しないための最終チェック
最後に、これからメンターや講師を探す人へ。
契約する前に、最低限ここは確認してください。
① 制作実績を見る
できれば5〜10作品程度。
② 自分が目指すレベルの作品があるかを見る
「この人のレベルになりたい」と思えるか。
③ 実績について具体的に質問する
担当範囲や制作背景を聞いてみる。
④ 自分の作品を実際に見てもらう
どこが悪いのか、具体的に説明できるか確認する。
⑤ 「何を直すか」だけではなく「なぜ直すのか」を聞く
ここがデザイン力を伸ばすうえで非常に重要です。
そして最後に、これだけは覚えておいてください。
デザイン添削で選ぶべきなのは「いい人」ではなく「未来の自分を作れる人」
デザイン添削のメンター選びで、「優しそう」「話しやすそう」「料金が安い」「口コミが多い」だけを見てはいけません。
あなたがこれから身につけたいのは、単なる知識ではありません。デザインという専門技術です。
ならば、その技術を教える人を選ぶときに、最も重要なのは何なのか。答えは難しくありません。
その人自身が、本当に高いレベルのデザインを作れるのか。まず、そこを見るべきです。
あなたが今後デザイナーとして仕事をしていきたいなら、今受けるデザイン添削は単なる「作品の修正」ではありません。これから何年も使うことになる、あなた自身のデザインを見る基準を作る時間です。だからこそ、誰に教えてもらうかは慎重に選んでください。
✅「優しそうだったから」
✅「口コミが良かったから」
ではなく、「この人のレベルまで行きたい」と思える制作実績があるか。
そこから始めるべきです。
WebデザインスクールAppRizzでは、デザイン添削・ポートフォリオ添削についての相談も受け付けています。実際の制作物を見ながら、現在どこに課題があり、何を改善すればデザインレベルを上げられるのか。これからWebデザイナーとして仕事をしていきたい方は、まず一度、自分の現在地を客観的に確認してみてください。添削を受けること自体を目的にするのではなく、「添削がなくても自分で良いデザインを判断できるようになること」。それこそが、本当の意味でデザインを学ぶ目的です。



