
「センスがないからデザインは向いていない。」
Webデザインを勉強している人から、本当によく聞く言葉です。しかし、制作会社で数多くのデザインを見てきた立場から言えば、この考えは間違っています。本当に足りないのはセンスではありません。「良いものを良いと判断する基準(審美眼)」が育っていないだけです。
実際、現役のプロでも最初からセンスが良かった人などほとんどいません。毎日大量の良いデザインを見て、分析して、添削されて、自分のズレを修正し続けた結果として、今のレベルがあります。
逆に言えば、このプロセスを踏まなければ何年Webデザインを続けても成長しません。だからWebデザインスクールやWebデザインメンターを選ぶときも、「ツールを教えてくれる人」ではなく、「見る目を育ててくれる人」を選ぶことが重要なのです。
今回は、現役Web制作会社のクリエイティブディレクターの視点から、本当にセンスを磨く方法を解説します。
ダサいデザインには共通する特徴がある
「ダサいデザイン」と聞くと、人によって好みが違うと思うかもしれません。もちろん多少の好みはあります。しかし、プロ同士になると評価は驚くほど一致します。理由は簡単です。評価しているのは「好き嫌い」ではなく、「完成度」だからです。ダサく見えるデザインには必ず原因があります。
✅ フォントが何種類も混在している。
✅ 余白がバラバラ。
✅ 色が多すぎる。
✅ 文字サイズにメリハリがない。
✅ 画像のクオリティが低い。
✅ 装飾を足しすぎて情報が散らかっている。
これらはすべて、「なぜ違和感があるのか」を説明できます。
つまり感覚ではありません。ロジックです。初心者は完成した画面しか見ません。プロは、その画面を構成している一つひとつの要素を見ています。だから同じデザインを見ても評価が全く違うのです。
「なんとなくオシャレ」が一番危険
最近はPinterestやInstagramを見るだけで、「こんなデザインいいな。」と思って真似する人が増えました。もちろん参考にすること自体は悪くありません。問題は、なぜ良いのかを考えていないことです。
✅ 余白。
✅ 色。
✅ 文字サイズ。
✅ ジャンプ率。
✅ 視線誘導。
✅ 写真のトーン。
これらを分析せずに真似しても、表面しかコピーできません。
だから似ているようで全然違うものになります。プロは完成品ではなく「設計」を見ています。
プロはデザインのどこを見ているのか
初心者は、「綺麗。」「かっこいい。」で終わります。プロは違います。
✅ 誰に向けたサイトなのか。
✅ 何を伝えたいのか。
✅ 一番見せたい情報は何か。
✅ 視線はどの順番で動くのか。
✅ その設計ができているかを見ます。
次に、
✅ 余白。
✅ 整列。
✅ 文字サイズ。
✅ コントラスト。
✅ 配色。
✅ 写真。
✅ 世界観。
✅ ブランドイメージ。
ここまで見ています。
つまり、デザインだけを”評価”しているのではなく、設計思想を評価しているのです。
だから添削でも、「ここを赤にしましょう。」では終わりません。「なぜ赤なのか。」「なぜこの余白なのか。」「なぜこのサイズなのか。」ここまで説明できます。この積み重ねが審美眼になります。
良いデザインは情報が整理されている
初心者は、「もっと装飾を増やそう。」と考えます。プロは逆です。「何を消せるか。」も考えます。実はデザインとは、足し算だけではありません。引き算も重要です。
✅ 不要な線。
✅ 不要なアイコン。
✅ 不要な影。
✅ 不要な色。
✅ 不要な余白。
✅ 不要な文章。
これらを削り、バランスをとります。
だから見やすい。だから伝わる。だから高級感が出ます。
引き算の美学を理解すると一気にレベルが変わる
制作会社では、「足してください。」は当然ありますが、「消してください。」も同等にあります。
初心者は不安になります。
✅ 何もないと寂しい。
✅ もっと装飾したい。
✅ もっと色を入れたい。
✅ もっと動かしたい。

でも実際には逆です。
✅ 余白があるから主役が目立つ。
✅ 色が少ないから印象に残る。
✅ 装飾が少ないから高級感が出る。
これはファッションでも同じです。全身ブランドだらけより、シンプルなコーディネートの方が洗練されて見えることがあります。デザインも全く同じ構造です。
「引き算」は勇気ではなく知識
よく、「シンプルにする勇気がありません。」と言う人がいます。
違います。勇気ではありません。経験です。

✅ 何を削っても成立するのか。
✅ 何を残すべきなのか。
その判断基準を持っているから削れるのです。
だからプロは迷いません。
自分のデザインを客観視するセルフチェック方法
デザインが完成したら、一度自分から離れてください。
そして次のことを確認します。
✅ 何についてのサイトか3秒で伝わるか。
✅ 余白は均等か。
✅ 文字サイズの優先順位は明確か。
✅ 色が多すぎないか。
✅ 装飾に理由があるか。
もし、「なんとなく。」「寂しかったから。」「かっこいいと思った。」これしか理由がないなら改善の余地があります。プロは必ず理由があります。
スマホで見る
PCだけ見て終わる人が非常に多いですが、実際のユーザーはスマホが多いです。
✅ ボタンは押しやすいか。
✅ 文字が潰れていないか。
これだけでも完成度は大きく変わります。
良いデザインを見る習慣がセンスを作る
センスは才能ではありません。習慣です。
✅ 毎日分析する。
✅ 毎日理由を考える。
✅ 毎日言語化する。
この積み重ねしかありません。
おすすめなのは、良いサイト集めた参考サイト集。レベルの高い制作会社。世界的ブランド。ブランディングサイト。などを見ることです。
SNSだけ見ていても偏ります。トレンドだけを追う人は、流行が終わると何も残りません。本当に見るべきなのは、何年経っても美しいデザインです。そこには普遍的な原則があります。
「見る量」と「見る質」の両方が必要
1000サイト見ても、眺めるだけでは意味がありません。重要なのは、分析すること。
✅ なぜこの写真なのか。
✅ なぜこの色なのか。
✅ これを毎回考える。
その積み重ねが、自分のデザインに反映されます。
良いWebデザインメンターとは「答え」を教える人ではない
本当に良いメンターは、完成品を作ってくれる人ではありません。考え方を教えてくれる人です。
添削して終わり。修正して終わり。これでは次に応用できません。
✅ だから同じ失敗をしなくなる。
✅ だから自走できる。
✅ だから成長する。
逆に、「ここ直してください。」だけの添削では、一生メンターが必要になります。
教える人のレベル以上には成長できない
これは制作会社でも同じです。
レベル5の人は、レベル10を教えられません。
✅ 現役でどんな仕事をしているか。
✅ どんな制作物を作っているか。
✅ どんな案件を担当しているか。
そこを見るべきです。
大阪のWebデザインスクールAppRizz(アップリズ)だからできること
WebデザインスクールAppRizz(アップリズ)は、単にツールを教えるスクールではありません。現役Web制作会社だからこそ、実務基準で添削します。「なんとなくダサい。」では終わりません。

✅ なぜダサいのか。
✅ 何が不足しているのか。
✅ どこを改善すると制作会社レベルになるのか。
それを論理的に伝えます。
✅ SEO。
✅ クライアント対応。
✅ ディレクション。
✅ 提案。
✅ 案件獲得。
✅ 制作フロー。
など、現場で本当に必要な知識まで学べます。
だから卒業後も成長し続けられるのです。
審美眼は、一日で身につくものではありません。しかし、本物の環境で、本物のフィードバックを受け続ければ確実に変わります。「センスがない」と悩む必要はありません。必要なのは才能ではなく、正しい環境です。
WebデザインスクールAppRizz(アップリズ)は、その環境を提供するために、現役Web制作会社のトップデザイナー・クリエイティブディレクターが、一人ひとりのレベルに合わせて伴走します。
「見る目」が変われば、作るものも変わる。そして作るものが変われば、評価も案件も、あなたの未来も変わります。

