
ここ最近、「AIO(AI検索最適化)」「LLMO(大規模言語モデル最適化)」という言葉をよく見かけるようになりました。
「ChatGPTに引用されるサイトを作ります。」
「Google AI Overviewに表示されるAIO対策を行います。」
「今後はSEOではなくAIOの時代です。」
このような営業を受けた方もいるのではないでしょうか。
しかし、結論から言います。「AIOやLLMO対策だけでAI検索に引用される」と営業している業者は、かなり疑ってください。もちろんAI検索の時代が来ていることは事実です。しかし、その時代を利用して、新しい言葉を作り、あたかも特別な技術があるように見せて高額なコンサルティングを販売する業者も急激に増えています。

これは昔、
「SEO対策」
↓
「MEO対策」
↓
「SNS運用代行」
という流れで流行語が変わってきたのと全く同じです。
名前が変わっただけで、本質はほとんど変わっていません。Web制作会社として実際にSEOを行い、自社サイト・クライアントサイトを運営している立場から、本当に知っておいてほしいことをお伝えします。
- そもそもAIO(AI検索最適化)とは何なのか?
- 「AIO/LLMO対策」の中身を見ると、実は昔からあるSEOばかり
- AI検索に引用される土台は、結局SEOである
- 「AI Overviewに載せます」という営業は信用できるのか?
- AI検索に引用される約94%〜97%は、すでにGoogle自然検索で「上位20位以内にランクインしているページ
- なぜAIは「上位20位まで」しか見ないのか?
- 「AIO業者」の嘘がこれで完全に暴かれる
- AI業者ほどAIを理解していないケースも多い
- 本当にAI時代へ対応している制作会社とは
- AI時代だからこそ制作会社の実力差がさらに広がる
- Webデザインスクール選びでもAIOという言葉だけに騙されない
- まとめ
そもそもAIO(AI検索最適化)とは何なのか?
AIOとはAI Optimizationの略で、LLMOとはLarge Language Model Optimizationの略で、Google AI OverviewやChatGPTなどのAI検索で、自社サイトや記事が引用されやすくする考え方のことです。ここまでは間違っていません。しかし問題は、「こうすれば100%引用される」という方法は誰も持っていないということです。
これは非常に重要です。

GoogleもOpenAIも、AIがどのようなアルゴリズムで引用元を決定しているかを公開していません。
つまり、現在世の中にあるAIO/LLMOノウハウのほとんどは、実験や検証による仮説です。
それなのに、「弊社独自のAIO/LLMOノウハウ」「AI検索に強い構築方法」などと言われると、すごそうに聞こえてしまいます。しかし実際には、誰も100点の答えは知りません。それを断言している時点で、少し冷静になった方がいいでしょう。
「AIO/LLMO対策」の中身を見ると、実は昔からあるSEOばかり
多くのAIO/LLMO業者が提案している内容を見てみると、驚くほど普通です。
✅ 見出し構成を整理しましょう
✅ FAQを設置しましょう
✅ 構造化データを入れましょう
✅ 専門家監修を付けましょう
✅ 信頼性を高めましょう
✅ 一次情報を書きましょう
など、これらはすべて、まともなSEO会社や制作会社なら5年以上前から行っている施策です。
つまり、新しい技術でも何でもありません。
名前だけがSEOからAIO/LLMOに変わっただけのようなものです。もちろん、これらは重要です。しかし、「AIO/LLMOだから特別」という話ではありません。
AI検索に引用される土台は、結局SEOである
AI検索が引用するサイトには共通点があります。
それは、Googleからある程度評価されているサイトです。
考えてみれば当然です。Google自身が検索順位を決めるために膨大な評価システムを持っています。そのGoogleが、評価していないサイトばかり引用するでしょうか。ほとんどありません。
これが土台です。SEOが弱いのに、AIO/LLMOだけやる。これは、基礎工事をせずに屋根だけ作ろうとしているようなものです。
「AI Overviewに載せます」という営業は信用できるのか?
ここで一番注意してほしいポイントがあります。それは、成果を保証する営業です。

例えば、
「AI Overviewに表示させます。」
「ChatGPTで引用されます。」
「AI検索対策なら弊社にお任せください。」
こういった営業です。
正直に言えば、これは誰にも保証できません。
Google検索順位ですら、100%保証できるSEO会社はありません。それなのに、AIの引用まで保証できる会社が存在するでしょうか。答えはNOです。もし、「できます。」と断言しているのであれば、その営業トーク自体を疑った方がいいでしょう。
AI検索に引用される約94%〜97%は、すでにGoogle自然検索で「上位20位以内にランクインしているページ
海外の大手SEOツール(SeoClarityやAhrefsなど)が数十万件のキーワードを調査したデータによると、
つまり、「そもそも元のSEOで20位以内に入っていないサイトは、AIにもほぼ100%無視される」というのが検索の冷酷な現実です。
なぜAIは「上位20位まで」しか見ないのか?
理由は単純で、GoogleのAIはネット上のすべての情報をリアルタイムで探しているわけではなく、「すでにGoogleの検索アルゴリズムが『信頼できる』と判定して上位(20位以内)に上げたページ」の中から、さらに情報を要約して表示している(RAGという仕組み)だけだからです。
そのため、以下のような構造になっています。
- 土台は100%従来のSEO
- 検索順位が50位や100位の「誰も知らないゴミサイト」をAIが発掘して引用してくれる奇跡は起きません。
- ただし「1位」である必要はない
- 従来のSEOで1位のサイトでも、文章が長くて要約しにくい場合、AIは「15位だけど、ユーザーの質問にピンポイントで1行で答えているサイト」を優先して引用します。ここがAIO対策の唯一の狙い目です。
「AIO業者」の嘘がこれで完全に暴かれる
この「上位20位の法則」を知っていれば、悪質なAIO業者のセリフの矛盾に気づけます。
- ❌ 業者の嘘:
「今のSEO順位は関係ありません!当社のAIO対策をすれば、AI枠に一発逆転で表示されます!」 - ⭕ 現実:
元のSEO順位が圏外(21位以下)なら、AIに表示される確率は数パーセント以下。普通のSEO対策をして20位以内に入れる実力がない業者が、AIO対策だけを成功させることは絶対に不可能です。
結論として、「AIO対策」というのは完全に独立した魔法の新技術ではなく、「必死にSEOを頑張って上位20位以内に滑り込ませた上で、さらにAIに要約されやすいように文章の構造を整える」という、非常に地道な2段構えの作業でしかありません。
これらを踏まえると、やはり「AIO」を単体で売り込んでくる業者は、中身のない流行り言葉(バズワード)で騙そうとしている可能性が極めて高いと言えます。
AI業者ほどAIを理解していないケースも多い
最近増えているのが、AIという言葉だけを使う会社です。

例えば、
ChatGPTに「記事を書いて」と入力。そのまま納品。
これで「AIO対策済みです。」と言う会社まであります。
しかし、AIが作った文章を、AIが評価する。そんな単純な世界ではありません。Googleは以前から、大量生産された低品質コンテンツを排除してきました。AIになったからと言って、その方針が変わるとは考えにくいでしょう。むしろ、AIで大量生成された記事は、差別化できないため埋もれやすくなっています。
本当にAI時代へ対応している制作会社とは
では、本当にAI時代へ対応している会社とは何でしょうか。
答えは、AIを使っている会社ではありません。AIを道具として使い、人間が品質を上げている会社です。
✅ AIで構成案を出す。
✅ 競合分析をする。
✅ キャッチコピーを比較する。
✅ コードの効率化をする。
ここまではAI。しかし、
✅ 最終的なデザイン
✅ 構成
✅ SEO
✅ マーケティング
✅ ユーザー心理
✅ 導線設計
✅ ブランディング
これらは現場経験のある人間が判断します。
AIに任せっぱなしではありません。つまり、AIを使うことが重要なのではなく、AIを使いこなせる人間のレベルが重要なのです。
AI時代だからこそ制作会社の実力差がさらに広がる
AIが普及すると、制作会社の価値がなくなる。そう考える人もいます。
しかし実際は逆です。AIは誰でも使えます。だからこそ、使う人の知識や経験によって、完成物の差が以前より大きくなっています。
これはCMSやノーコードツールが普及した時も同じでした。
ツールは同じ。でもプロと初心者では全く違う。AIも同じです。だからこれからは、「AIを使えるか」ではなく「AIを使って何を判断できるか」が問われる時代になります。
Webデザインスクール選びでもAIOという言葉だけに騙されない
最近では、Webデザインスクールでも「AI対応」「生成AI講座」「AIO対策」などをアピールするスクールが増えてきました。もちろんAIを学ぶことは重要です。しかし、AIはあくまで道具です。
✅ デザイン
✅ SEO
✅ マーケティング
✅ Web制作
✅ UI/UX
✅ クライアントワーク
✅ 提案力
そしてAIを活用する考え方です。
AIだけ覚えても、案件は取れません。
だからこそ、Webデザインスクール 大阪でスクールを探している方は、「AIが学べるか」だけでなく「誰から、どのレベルの実務を学べるか」を重視してください。
現役の制作会社が運営するWebデザインスクールAppRizz(アップリズ)では、AIを目的にするのではなく、AIを実務でどう活用し、デザイン・SEO・マーケティング・提案力まで高めるかという視点で指導しています。
まとめ
AIOという言葉は、これからさらに広がるでしょう。
しかし、本質は変わりません。AIに評価されるサイトは、人間にも評価されるサイトです。
検索ユーザーの悩みを深く理解し、独自の経験や一次情報を盛り込み、見やすく整理されたコンテンツを積み重ねていくこと。それが結果としてAIにも評価される近道になります。
新しい言葉に飛びつく前に、その中身を見極めてください。「AIOだからすごい」のではありません。「SEO・デザイン・マーケティング・ユーザー理解を高いレベルで実践しているサイト」が、AI時代でも強いサイトなのです。
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「AIだけで作ったホームページが検索上位に上がらない本当の理由|AI時代でも人が作る価値とは」


