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Webデザインの添削は何を見てもらう?プロがチェックする10のポイント

Webデザインの添削は何を見てもらう?プロがチェックする10のポイント

Webデザインを勉強していると、「自分のデザインを誰かに添削してもらいたい」と思うことがあります。しかし、いざ添削を受けようとしても、「具体的に何を見てもらえばいいの?」「色やレイアウトを直してもらえばいい?」「プロはデザインのどこをチェックしているの?」と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。
Webデザインの添削は、単に「ここをこう直したほうがいい」と修正箇所を教えてもらうだけではありません。本当に重要なのは、自分では気づきにくい問題を第三者に見つけてもらい、「なぜ直す必要があるのか」まで理解することです。
この記事では、現役Web制作会社の視点から、Webデザインを添削するときに確認したい10のポイントを紹介します。

Webデザインの添削では「見た目」だけを見てもらうわけではない

Webデザインの添削というと、色やフォント、余白などの見た目をチェックしてもらうものだと思われがちです。もちろん、こうしたビジュアル面も重要です。ただし、Webサイトは単体の画像やポスターとは違います。

✅ 誰に向けたサイトなのか、
✅ 何を伝えるサイトなのか、
✅ どの情報を優先するのか、
✅ ユーザーにどう行動してもらいたいのか。

こうした前提があって、その上にデザインがあります。

そのため、添削では「おしゃれかどうか」だけではなく、デザインが目的に対して適切かどうかを見る必要があります。では、具体的にどこをチェックすればいいのでしょうか。

Webデザインの添削でチェックしたい10のポイント

1.誰に向けたデザインなのか

まず確認したいのが、ターゲットに合ったデザインになっているかです。
20代女性向けの美容サロンと、50代男性向けの士業事務所では、同じ情報を掲載するとしても適したデザインは変わります。

配色、写真、文字、余白、装飾、レイアウトなど、あらゆる要素がターゲットによって変わります。

そのため、添削では「このデザインはターゲットに対して違和感がないか」を見てもらうことが重要です。自分では「好きなデザイン」に見えていても、ターゲットから見ると方向性がずれていることがあります。

2.サイトの目的がデザインに反映されているか

次に確認したいのが、そのWebサイトの目的です。

例えば、
✅ 商品の購入につなげたい。
✅ 問い合わせを増やしたい。
✅ 店舗への来店につなげたい。
✅ 会社の信頼感を伝えたい。
✅ 採用応募を増やしたい。

目的によって、ユーザーに見せるべき情報やデザインの優先順位は変わります。

見た目がきれいでも、目的に対して必要な情報が目立っていなければ、Webサイトとしては十分とは言えません。添削では「このデザインで、サイトの目的を達成できそうか」という視点を持ってもらうと、単なる見た目の修正とは違った改善ができます。

3.情報の優先順位が整理されているか

Webサイトには、さまざまな情報が入ります。
しかし、すべての情報を同じ強さで見せる必要はありません。

「これは絶対に見てほしい」
「これは補足情報」
「これは後から読めばいい」

という優先順位があります。

例えば、FVでキャッチコピー、説明文、ボタン、写真、キャンペーン情報などがすべて同じように目立っていると、ユーザーはどこを見ればいいのかわかりません。
添削では、「最初に何が目に入るべきか」「次に何を理解してほしいか」という情報の順番まで確認してもらうことが大切です。

4.レイアウトに意図があるか

レイアウトも添削してもらいたい重要なポイントです。
単純に「整っているか」だけではありません。

✅ なぜこの位置に見出しがあるのか。
✅ なぜこの写真をここに置いているのか。
✅ なぜこの情報を横並びにしているのか。
✅ なぜこの部分だけ大きくしているのか。

こうした配置に理由があるかを確認します。

Webデザインでは、要素をきれいに並べるだけでは十分ではありません。
情報をどの順番で理解してもらうかまで考えて、レイアウトを組む必要があります。

5.文字の読みやすさと情報量は適切か

Webデザインでは、文字の扱いも重要です。

フォントの種類だけではなく、
✅ 文字サイズ
✅ 行間
✅ 字間
✅ 文章量
✅ 見出しと本文の差
✅ 文字色と背景色
✅ 1行あたりの長さ

などを確認します。

デザインを華やかにしようとして文字を小さくしたり、情報を詰め込みすぎたりすると、見た目は整っていても読みづらいサイトになることがあります。逆に、文字を大きくして余白を増やすだけで解決するとも限りません。「ユーザーが実際に読むことができるか」という視点で添削してもらうことが重要です。

6.写真や素材がデザインに合っているか

写真やイラスト、アイコンなどの素材も確認したいポイントです。
ここでは「写真がきれいか」だけを見るわけではありません。

✅ ターゲットに合っているか。
✅ サイトの雰囲気と合っているか。
✅ トリミングは適切か。
✅ 写真と文字が干渉していないか。
✅ 他の素材とテイストが揃っているか。

といった点を見ます。

Webサイト全体の方向性が良くても、写真だけ雰囲気が違うと、そこから一気に統一感が崩れることがあります。

7.配色に一貫性があるか

配色も添削で確認してもらいたい部分です。
ただし、「この色はダサい」「この色に変えたほうがいい」という単純な話ではありません。重要なのは、色の役割が整理されているかです。

例えば、
✅ メインカラー、アクセントカラー、背景色、文字色など、それぞれに役割があるか。
✅ ボタンだけ別の色になっていないか。
✅ 重要な情報とそうでない情報の色の強さが逆になっていないか。
✅ 色を増やしすぎて、視線が分散していないか。

こうした点を確認します。

8.PCだけでなくスマートフォンでも成立しているか

Webサイトの添削で忘れてはいけないのがレスポンシブ対応です。

PCのデザインだけを見ると問題がなくても、スマートフォンになると、
✅ 文字が小さい。
✅ ボタンが押しにくい。
✅ 画像と文字のバランスが崩れる。
✅ 余白が不自然に広くなる。
✅ 情報の順番がわかりにくくなる。

といった問題が起こることがあります。

特に現在のWebサイトでは、PCのカンプだけを見て完成と考えるのは危険です。
添削を受けるなら、PCだけでなくスマートフォンの状態も見てもらうことをおすすめします。

9.実際のWebサイトとして使いやすいか

ここは、単なるデザイン添削とWeb制作会社による添削で差が出やすいポイントです。
デザインカンプを見るだけなら、画面上の見た目しか確認できません。

しかし実際のWebサイトでは、
✅ クリックできるか。
✅ スクロールしやすいか。
✅ リンク先がわかるか。
✅ フォームまで迷わず進めるか。
✅ スマートフォンで操作しやすいか。
✅ ページを読み進めやすいか。

といった「使う側」の視点が必要になります。

特に公開済みのWebサイトを添削してもらう場合は、画像としてではなく、実際のページを操作した上で見てもらうことが重要です。

10.「なぜそうしたのか」を説明できるか

最後に確認したいのが、デザインの理由です。
これは、単に添削者から答えをもらうためのポイントではありません。

「この色が好きだから」
「なんとなくおしゃれだから」
「参考サイトがこうなっていたから」

だけではなく、
「ターゲットが安心感を感じられるように、この配色にした」
「最も伝えたい情報なので、ここを大きくした」
「スマートフォンではこの情報を先に見せたかったので、この順番にした」

など、自分のデザインについて説明できるかを確認します。

添削で本当に身につけたいのは、「正解のデザインを教えてもらうこと」ではありません。
次に別のデザインを作ったときにも使える判断基準を身につけることです。

Webデザインの添削は「修正指示をもらうこと」ではない

ここまで10項目を紹介しましたが、添削で最も大切なのは、修正箇所をたくさん指摘してもらうことではありません。

例えば、
「ここは赤にしてください」
「余白を20px増やしてください」
「このフォントに変更してください」

といった指示だけを受けても、別のデザインを作るときには応用できません。
✅ なぜ赤なのか。
✅ なぜ余白を増やすのか。
✅ なぜそのフォントなのか。

その理由まで理解できて初めて、添削が次の制作に活きます。

だからこそ、Webデザインの添削では「何を直すか」と同じくらい「なぜ直すのか」を説明してもらうことが重要です。

添削を受けるなら「良いですね」だけで終わらないことが重要

Webデザインの添削を受ける際には、単に「いいですね」「もう少しおしゃれにしましょう」と言われるだけでは、十分な改善につながらないことが多いです。もちろん、すべてのデザインに細かい指摘が必要なわけではありません。

しかし、改善点があるなら、
「どこが問題なのか」
「なぜ問題なのか」
「どう考えて直すのか」

まで具体的に説明してもらうことが重要です。

特にWebデザインを学んでいる段階では、完成したデザインそのものよりも、「デザインを見る基準」を身につけることに大きな意味があります。

Webデザインの添削は「自分では気づけない部分」を見てもらうためにある

自分でデザインを作っていると、どうしても自分の感覚に慣れてしまいます。
最初は違和感があった部分も、何度も見ているうちに気にならなくなることがあります。だからこそ、第三者から見てもらう意味があります。

✅ 特にプロの添削では、
✅ 自分では見落としていた情報設計やターゲットとのズレ、
✅ レイアウトの意図、

✅ 実装時の問題
などを指摘してもらえる可能性があります。

大切なのは、「プロと同じデザインに直してもらう」ことではありません。自分で問題を見つけられるようになることです。

まとめ

Webデザインの添削では、色やフォントだけではなく、ターゲット、目的、情報の優先順位、レイアウト、文字、写真、配色、レスポンシブ、操作性、そしてデザインの意図まで確認することが重要です。特に大切なのは、添削を「正解を教えてもらう時間」にしないこと。

「なぜこのデザインが良いのか」
「なぜここを直す必要があるのか」
「自分なら次はどう判断すればいいのか」

まで理解することで、添削が次の制作に活きるようになります。

Webデザインを上達させたいのであれば、ただ作品を増やすだけでなく、自分では気づけない問題を第三者に見てもらい、その理由を理解する機会を作ることも大切です。
Webデザインスクールや添削サービスを選ぶ際も、「添削あり」という言葉だけを見るのではなく、誰が、どこまで、どのような視点で添削してくれるのかを確認してみてください。

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