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Webデザインスクールの添削って意味ある?添削内容で見るべきポイント

Webデザインスクールの添削って意味ある?添削内容で見るべきポイント

Webデザインスクールを選ぶとき、「添削があるかどうか」を気にする人は少なくありません。
「課題を提出したら先生が添削してくれる」「プロのデザイナーからフィードバックがもらえる」「マンツーマンでデザインを見てもらえる」こうした添削サービスは、多くのWebデザインスクールで用意されています。しかし、ここで注意したいのが、「添削がある=デザインが上達する」とは限らないことです。同じ「添削」という名前でも、実際に行われている内容にはかなり差があります。

「ここをもっと大きくしましょう」
「色を変えたほうがいいです」
「余白を増やしましょう」

このような修正指示だけで終わる添削もあれば、
「なぜこのレイアウトにしたのか」
「このターゲットに対して、この表現は適切なのか」
「情報の優先順位は合っているのか」
「実際のWebサイトとして成立しているのか」

といったところまで踏み込んで確認する添削もあります。

Webデザインを仕事につなげたいのであれば、重要なのは「添削があるか」ではなく、「どのような添削を受けられるか」です。
この記事では、現役Web制作会社の視点から、Webデザインスクールの添削にどのような意味があるのか、そしてスクールを選ぶときに確認したい「添削内容のポイント」を解説します。

Webデザインスクールの添削には意味がある

結論から言えば、Webデザインスクールの添削には意味があります。
ただし、それは「自分では気づけない問題を見つけてもらえる添削」である場合です。Webデザインを独学していると、どうしても自分の作ったデザインを客観的に見ることが難しくなります。

自分では、
「これで問題なさそう」
「見た目もきれいにできた」
「参考サイトと似た雰囲気になった」

と思っていても、第三者が見ると、
「何を一番見せたいのか分からない」
「文字の強弱が弱い」
「余白の取り方が不自然」
「ターゲットに合っていない」
「よくあるテンプレートのように見える」

といった問題が見つかることがあります。

特にWebデザインを学び始めた段階では、「自分が好きなデザイン」と「目的に合ったデザイン」の違いが分かりにくいものです。そのため、第三者から客観的なフィードバックを受けることには大きな意味があります。ただし、問題はその「第三者」が、どこまで具体的に見てくれるかです。

「添削あり」だけではスクールを比較できない

Webデザインスクールの比較をするとき、「添削あり」「課題添削あり」「プロ講師による添削」という言葉だけを見てしまうのはおすすめできません。なぜなら、「添削」という言葉だけでは、実際に何をしてもらえるのか分からないからです。

例えば、同じ課題添削でも、
✅ Aスクール
「提出されたデザインにコメントが返ってくる」
✅ Bスクール
「デザインの問題点を指摘し、修正方法を説明する」
✅ Cスクール
「問題点の理由を説明し、受講生自身に修正させ、修正後のデザインまで再確認する」
では、学習体験が大きく変わります。

単純に「添削がある・ない」で判断するのではなく、「何を、誰が、どこまで見てくれるのか」を確認することが重要です。

Webデザインスクールの添削で見るべき7つのポイント

ここからは、スクールを選ぶときに確認したい添削のポイントを紹介します。

1.「修正指示」だけで終わらないか

まず確認したいのが、添削が単なる修正指示になっていないかという点です。
例えば、「ここは文字を小さくしましょう」「ボタンを大きくしましょう」「余白を増やしましょう」と言われたとします。もちろん、具体的な修正方法を教えてもらえること自体は悪いことではありません。しかし、それだけでは次に別のデザインを作ったときに応用できない可能性があります。大切なのは、「なぜ修正する必要があるのか」まで説明されることです。

例えば、
「この見出しを小さくする」のではなく、「このページでは写真とメインコピーが最初に目に入る構成なので、見出しまで大きくすると情報の優先順位が逆転してしまう」という説明があれば、受講生は別のデザインでも考え方を応用できます。

Webデザインを仕事にするのであれば、「言われた場所を直す能力」だけでは十分ではありません。
自分で問題を見つけ、修正方法を判断できるようになることが重要です。だからこそ、添削では「何を直すか」だけでなく「なぜ直すのか」を説明してくれるかを確認したいところです。

2.デザインだけでなく「目的」まで見ているか

Webデザインの添削というと、色やフォント、余白などの見た目だけをチェックするイメージがあるかもしれません。しかし、実際のWeb制作では、それだけでは不十分です。WebサイトやLPには必ず目的があります。

✅ 商品の購入につなげたいのか。
✅ 問い合わせを増やしたいのか。
✅ 店舗への来店につなげたいのか。
✅ 会社の信頼感を伝えたいのか。
✅ 採用応募を増やしたいのか。

目的が違えば、適切なデザインも変わります。

例えば、高級感を出したいサービスなのに、ポップでカジュアルなデザインにしてしまえば、デザインとしてきれいでも目的には合わないかもしれません。反対に、若い女性向けのサービスなのに、企業サイトのように堅い印象になってしまうケースもあります。そのため、添削で「きれいに見えるか」だけではなく、「このデザインは何のために作られているのか」まで確認してくれるかは重要なポイントです。

3.ターゲットを踏まえて添削しているか

「このデザインはおしゃれですね」だけでは、仕事につながるデザインの添削としては十分とは言えません。誰に向けたデザインなのかによって、評価すべきポイントは変わるからです。
例えば20代女性向けの美容サロンと、60代男性向けの士業事務所では、適切な色、写真、文字、余白、情報量、雰囲気は大きく異なります。

そのため、講師が添削するときに、
「このターゲットなら、この表現で伝わるのか」
という視点を持っているかを確認することが大切です。

特に注意したいのが、「講師の好みを押し付ける添削」です。
講師がシンプルなデザインを好んでいたとしても、すべての案件をシンプルにすればいいわけではありません。Webデザイナーに必要なのは、自分の好きなデザインを作ることではなく、目的やターゲットに合わせてデザインを変えることです。添削でも、その考え方があるかどうかを見ておきましょう。

4.「部分」だけでなく全体を見ているか

添削では、細かい部分の修正ばかりに目が向いてしまうことがあります。
例えば、「ボタンの色」「文字サイズ」「写真の位置」「余白」などです。もちろん細部の調整も重要です。しかし、Webサイトの完成度は、一つひとつのパーツだけで決まるわけではありません。

ページ全体を見たときに、
「最初に何が目に入るのか」
「どこからどこへ視線が流れるのか」
「情報の優先順位が明確か」
「セクション同士のつながりが自然か」
「ページ全体の印象がターゲットと合っているか」

といったことも重要です。

例えば、ボタンの色を何度調整しても、そもそもページ全体の情報設計が崩れていれば、デザインの完成度は上がりません。スクールを選ぶときは、「細かいところを直してくれるか」だけでなく「ページ全体を見てくれるか」も確認しておきたいポイントです。

5.修正後のデザインまで確認してもらえるか

個人的にかなり重要だと考えたいのが、「修正後の確認」です。
添削を受けて、「ここを直してください」と言われただけで終わってしまうと、受講生が本当に改善できたのか分かりません。例えば、余白について指摘されたとしても、本人が修正した結果、「今度は余白を取りすぎている」ということもあります。デザインは、一度指摘された部分を直せば必ず正解になるものではありません。修正して、もう一度見てもらう。

その中で、
「ここは改善できた」
「ここはまだ違和感がある」
「この部分は別の問題が出てきた」

というフィードバックを受けることで、デザインを見る力が身につきます。

そのため、「添削があるか」だけではなく、「修正後の再チェックまであるのか」も確認しておきたいところです。

6.講師が実際のWeb制作を経験しているか

添削の質を考えるうえで、誰が添削するのかも重要です。
特にWebデザインを仕事にしたいのであれば、「デザインを教えた経験」だけでなく「実際の案件でWeb制作をしている経験」があるかを確認してみるとよいでしょう。実際のWeb制作では、単純に見た目をきれいにするだけではありません。

✅ クライアントの要望を整理し、
✅ ターゲットを考え、
✅ 情報を整理し、
✅ デザインを作り、
✅ 修正を行い、

場合によってはコーディングや公開まで進めます。

さらに、クライアントから「なんとなく違う」と言われたときに、何が問題なのかを整理して修正する必要もあります。こうした経験がある人ほど、単純なデザイン論ではなく、実際の制作を前提とした添削ができます。もちろん、講師がスクール講師として優れているかどうかと、現役の制作経験があるかどうかは別の話です。だからこそ、スクールを選ぶときは「講師がプロ」という表現だけで判断せず、どのような制作経験があるのかまで確認してみることをおすすめします。

7.「自分で考える力」を伸ばす添削になっているか

最終的に一番重要なのはここです。
良い添削とは、毎回講師に正解を教えてもらうことではありません。最終的には、自分でデザインの問題に気づき、自分で改善できるようになることが重要です。例えば、「ここをこうしてください」と言われ続けるだけでは、講師がいなければデザインを改善できません。

一方で、
「このページで一番伝えたい情報は何ですか?」
「このターゲットは何を重視しますか?」
「このレイアウトにした理由は何ですか?」
「この部分は他のセクションと比べて優先順位が高いですか?」

と質問されれば、自分で考える必要があります。

最初は答えられなくても構いません。
何度も考えることで、「デザインには理由がある」という感覚が身についていきます。Webデザインを仕事にするなら、この能力は非常に重要です。クライアントワークでは、講師が横にいて「ここを直してください」と教えてくれるわけではありません。自分で考えて、判断し、提案する必要があります。だからこそ、スクールの添削を見るときは、「どれだけ細かく直してくれるか」だけでなく、「受講生自身が考えるような添削になっているか」を見ることが大切です。

逆に、あまり意味がない添削とは?

では、どのような添削だと効果を感じにくいのでしょうか。
一つは、「講師の好みによる修正」です。

「私はこの色のほうが好き」
「こっちのフォントのほうがおしゃれ」
「このデザインのほうが今っぽい」

といった内容だけでは、仕事で必要な判断力は身につきにくいでしょう。

もう一つは、「正解をそのまま教えるだけの添削」です。
完成形を講師が決めてしまい、受講生が言われた通りに修正するだけでは、自分で考える機会が減ってしまいます。そして、「褒めて終わる添削」も注意が必要です。「きれいにできています」「いい感じです」「おしゃれですね」と言われるのは悪いことではありません。しかし、本当に成長するためには、良いところだけではなく、改善すべきところも具体的に知る必要があります。
Webデザインを仕事にしたいのであれば、「優しく褒めてもらえること」と「成長できること」は必ずしも同じではありません。

スクール選びでは「添削の回数」だけを見ない

スクールの比較では、「添削が何回あるか」をチェックする人も多いでしょう。
もちろん回数は一つの判断材料になります。しかし、10回の簡単な添削と、3回の濃いフィードバックでは、単純に回数だけで優劣を判断することはできません。

重要なのは、
「どれくらい具体的なのか」
「質問できるのか」
「理由まで説明してくれるのか」
「修正後も見てもらえるのか」
「個人の作品に合わせてフィードバックしているのか」

といった中身です。

特に、テンプレートのように全員へ同じコメントを返すだけの添削なのか、一人ひとりのデザインを見たうえでフィードバックしているのかは大きな違いです。スクールの公式サイトを見るときも、「添削あり」という一言だけで判断せず、実際の添削方法やサポート内容まで確認してみましょう。

「添削があるスクール」ではなく「何を学べる添削なのか」で選ぶ

Webデザインスクールの添削は、単にデザインを直してもらうための時間ではありません。

本来は、
「自分では気づけなかった問題を知る」
「なぜ問題なのかを理解する」
「自分で修正する」
「修正した結果を確認する」
「次のデザインに応用する」

という学習につなげるものです。
そのため、スクールを選ぶときは、「添削があります」という言葉だけを見るのではなく、
「誰が添削するのか」
「何を見てくれるのか」
「どこまで具体的なのか」
「理由まで説明してくれるのか」
「修正後も確認してくれるのか」
「受講生自身が考える機会があるのか」

というところまで確認してみてください。

特に、これからWebデザインを仕事にしたいのであれば、「完成したデザインをきれいにするための添削」だけではなく、「自分でデザインを判断できるようになるための添削」が重要です。
スクール選びでは、授業内容や料金、受講期間だけに目を向けるのではなく、実際に作品をどう見てもらえるのかまで確認する。それだけでも、スクール選びで見えるものはかなり変わってくるはずです。そして、もし現在すでにWebデザインを学んでいて、「自分のデザインのどこが問題なのか分からない」という状態なら、添削を受けること自体には大きな意味があります。
ただし、重要なのは「誰かに正解を教えてもらうこと」ではありません。自分では気づけなかった問題を指摘してもらい、その理由を理解し、次のデザインでは自分で判断できるようになること。そこまでつながる添削であれば、Webデザインを仕事にしていくうえで大きな学びになります。

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