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デザイン添削で素人っぽく見える原因10選|Webデザインをプロレベルに改善するチェックポイント

デザイン添削で素人っぽく見える原因10選|Webデザインをプロレベルに改善するチェックポイント

「ちゃんと勉強しているのに、なぜかデザインが素人っぽい」「見本を参考にして作っているのに、プロが作ったWebサイトのようにならない」「色もフォントもそれなりに選んでいるのに、何となくダサい」
Webデザインを学んでいる人なら、一度はこうした壁にぶつかるはずです。そして、この状態でデザイン添削を受けると、「余白を増やしましょう」「色を整理しましょう」「フォントを変えましょう」といった指摘をされることがあります。もちろん間違いではありません。しかし、それだけでは本質的な改善にはなりません。なぜなら「素人っぽく見える」という現象は、単純に一つのミスから生まれているわけではないからです。デザインには、情報設計、レイアウト、タイポグラフィ、配色、画像、余白、装飾、整列、ジャンプ率など、数多くの要素があります。そして、それらの一つひとつが微妙にズレていると、最終的に「なんか素人っぽい」という印象になります
この記事では、Webデザインのデザイン添削で実際に見るべきポイントを、「素人っぽく見える原因10選」として整理します。単なる初心者向けのデザイン論ではなく、「なぜプロが見ると違和感を感じるのか」という視点から解説していきます。

※第6弾以降は順次公開していきます
第1弾:デザイン添削で見るべき「余白」の設計とは
第2弾:デザイン添削で見るべき「ジャンプ率」とは
第3弾:デザイン添削で見るべき「視線誘導」とレイアウト設計
第4弾:デザイン添削で見るべき「タイポグラフィ」の基本
第5弾:デザイン添削で素人っぽく見える原因10選※本記事
第6弾:デザイン添削で「なんとなく良い」を卒業する方法
第7弾:デザイン添削で色を変える前に確認すべきこと
第8弾:デザイン添削でレイアウトを改善する具体的な方法

そもそも「素人っぽいデザイン」とは何なのか?

最初に重要なことを言います。
素人っぽい=おしゃれではない」ではありません。ここを勘違いすると、デザインの上達は止まります。シンプルなデザインでもプロが作れば洗練されて見えます。逆に、装飾を大量に入れて、流行のフォントを使って、綺麗な写真を配置しても素人っぽく見えることがあります。つまり、素人っぽさの正体は「おしゃれなパーツが足りないこと」ではありません。大きな原因は、デザイン全体に「判断の一貫性」がないことです。

✅ なぜこのフォントなのか。
✅ なぜこの色なのか。
✅ なぜこのサイズなのか。
✅ なぜこの位置なのか。
✅ なぜここだけ装飾があるのか。
こうした一つひとつの判断に理由がなく、感覚だけで配置されていると、どこか不自然なデザインになります。

プロのデザインは、必ずしも派手ではありません。しかし、見れば見るほど「ちゃんと設計されている」ことが分かります。

デザイン添削で見る「素人っぽく見える原因10選」

デザイン添削をしていると、初心者でも自称デザイナーでもフリーランスでもレベルが低い制作会社でも、一番多いのがやはり「素人っぽく見える」ことです。その原因は何でしょう。これは一つの原因ではなく、複数の理由から成り立ってしまっています。ここでは「素人っぽく見える原因」を10項目選んでみました。

原因1.余白が怖くて、何でも詰め込んでいる

Webデザイン初心者に非常に多いのが、「空いている場所があると不安になる」という状態です。
そのため、余白があると、「ここに文章を入れよう」「ここにアイコンを置こう」「ここに装飾を入れよう」と考えてしまいます。しかし、これは大きな間違いです

余白は「何もない場所」ではありません。
情報と情報を分離したり、重要な要素を目立たせたり、ブランドの空気感を作ったりするための重要なデザイン要素です。

例えば、高級ブランドのWebサイトを想像してください。文字も画像もアイコンもびっしり詰め込まれているでしょうか。おそらく違います。必要な情報だけを残し、大きな余白を使って商品やメッセージを際立たせています。初心者のデザインほど「何かを足す」方向に行きます。しかし、プロのデザイン添削では、むしろ「これは削れないか?」という視点が重要になります。余白を増やすことが目的なのではありません。「必要なものを必要なだけ見せる」。これが余白設計の本質です。

原因2.フォントを「好き嫌い」で選んでいる

「このフォントが好きだから使いました」これでは、実務のデザインとしては弱いでしょう。もちろん個人制作なら自由です。しかし、クライアントワークでは「好き」ではなく、「目的に合っているか」で判断します。
例えば、同じ文章でも、明朝体とゴシック体では印象が変わります。さらに同じゴシック体でも、書体によって硬さ、柔らかさ、先進性、親しみやすさなどが変わります。重要なのは、フォントそのものよりも、そのフォントがデザイン全体の方向性と合っているかです。

そして初心者の場合、フォント選びだけではなく、
 文字サイズ
✅ ウェイト
✅ 行間
✅ 字間

まで含めて崩れているケースが多くあります。

「フォントを変えればプロっぽくなる」と考えるのは危険です。
タイポグラフィの問題は、書体ではなく「文字の扱い方」にあることが多いからです。

原因3.文字のジャンプ率が弱く、情報の優先順位が分からない

Webサイトには必ず情報の優先順位があります。

 キャッチコピー
✅ 見出し
✅ 本文
✅ 補足
✅ ボタン
これらが全部同じような大きさ、太さ、色で並んでいたら、ユーザーは何を最初に見ればいいのか分かりません。

これが「なんとなく素人っぽい」原因になります。
逆に初心者がよくやるのが、重要そうな文字を全部大きくすることです。しかし、それでは今度は「全部重要」に見えてしまいます。デザインでは、強調することよりも「強調するものを選ぶ」ことが重要です。

 どこを最初に見せるのか。
✅ 次に何を読ませるのか。
✅ 最後に何を確認させるのか。
この情報の階層を文字サイズやウェイト、色などで表現します。

ジャンプ率とは単純な数字のテクニックではなく、情報の優先順位を視覚化するための考え方です。

原因4.写真や画像の選び方が甘い

デザイン添削で意外と見落とされるのが、素材選びです。
レイアウトが悪いと思っていたら、実は写真が悪い。フォントが合わないと思っていたら、実は画像の雰囲気がデザインと合っていない。こうしたケースは珍しくありません。特に初心者は、「綺麗な写真」を選びがちです。しかし、綺麗な写真と「そのデザインに合う写真」は別物です。

例えば、女性向けの美容サービスなら、
✅ モデルの表情
✅ 年齢
✅ 服装
✅ 背景
✅ 光の質
✅ 色味
までターゲットとの整合性を見る必要があります。

BtoB企業なら、単純に笑顔のビジネスマンを置けばいいわけではありません。
写真はWebサイトの世界観を大きく左右します。そのため、デザイン添削では「レイアウト」だけではなく、「そもそもこの写真を使う判断が正しいのか」まで見る必要があります。

原因5.色を「なんとなく」で決めている

「青が企業っぽいから青」「女性向けだからピンク」「高級感を出したいから黒と金」こうした色選びは、Webデザイン初心者にありがちなパターンです。しかし、色は単純なイメージだけで決めるものではありません。

 ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの関係。
✅ 彩度。
✅ 明度。
✅ 背景色とのコントラスト。
✅ 写真との相性。
✅ 文字の視認性。
✅ ブランドとの整合性。
これらを総合的に考えます。

特にありがちなのが、色を増やしすぎることです。
「何か足りない」と思って色を追加し、さらに足りないと思って別の色を追加する。結果として、デザイン全体の統一感がなくなります。色を増やす前に、「今ある色だけで整理できないか?」と考えることが重要です。

原因6.整列が甘く、細かいズレが積み重なっている

プロのデザインと初心者のデザインを見比べたとき、初心者が気づきにくいのが「数px単位のズレ」です。

 見出しの左端。
✅ 本文の左端。
✅ 画像の端。
✅ ボタンの位置。
✅ セクションの幅。
これらが微妙にズレていると、全体が不安定に見えます。

本人からすると「数pxくらい」と思うかもしれません。
しかし、デザインはこうした小さなズレが大量に積み重なって完成します。特に、複数の要素が同じラインに揃っているかどうかは非常に重要です。プロのデザインが「綺麗」に見える理由の一つは、こうした見えない秩序があるからです。

原因7.装飾を「足せばおしゃれになる」と考えている

初心者がデザインを作ると、どうしても装飾を足したくなります。

 線。
✅ 丸。
✅ 矢印。
✅ アイコン。
✅ グラデーション。
✅ シャドウ。
✅ 背景の図形。

しかし、装飾は多ければ良いわけではありません。

装飾には「意味」が必要です。

例えば、
 情報を区切るための線。
✅ 視線を誘導する矢印。
✅ 重要情報を強調する背景。
✅ ブランドイメージを表現するグラフィック。

こうした目的がある装飾は意味があります。

一方、「何となく寂しいから丸を置く」「何となく物足りないから線を入れる」という装飾は、デザインを弱くする可能性があります。プロは装飾をたくさん使うのではなく、「必要な場所に必要な装飾を置く」ことができます。

原因8.参考サイトを「真似る」だけで、分析していない

Webデザインを上達させるために、優れたWebサイトを見ることは非常に重要です。
しかし、「見る」だけでは足りません。例えば、参考サイトを見て、「おしゃれだな」「このデザイン好きだな」で終わっていませんか?そこで止まると、いつまで経っても自分のデザインには応用できません。

見るべきなのは、
 なぜこの余白なのか。
✅ なぜこの文字サイズなのか。
✅ なぜこの写真なのか。
✅ なぜこのレイアウトなのか。
✅ なぜこの色なのか。
✅ なぜこの装飾なのか。
という「理由」です。

デザインを真似るのではなく、デザインの判断を分析する。
これが重要です。

原因9.デザインの引き出しが少なく、全部同じレイアウトになる

「自分では色々作っているつもりなのに、全部似たようなデザインになる」
これも非常に多い悩みです。原因の一つは、デザインの引き出しが少ないことです。

 普段から同じようなWebサイトしか見ていない。
✅ 同じようなテンプレートしか使わない。
✅ 同じようなレイアウトしか作らない。
✅ 同じような写真を選ぶ。

これでは、当然アウトプットも似てきます。

デザインの引き出しを増やすためには、単純に作品数を増やすだけではなく、異なる業界、異なるターゲット、異なるブランドトーンのデザインを見る必要があります。
美容、飲食、金融、建築、IT、教育、ホテル、医療、ファッション。
業界が変われば、求められるデザインも変わります。
「自分の好きなデザイン」だけを見るのではなく、「自分なら普段選ばないデザイン」を研究することも、デザイン力を伸ばすうえで非常に重要です。

原因10.そもそも「良いデザイン」の基準値が低い

そして、最も根本的な問題がこれです。
自分では「結構いいデザインができた」と思っている。しかし、プロが見ると全然足りない。この差は「センス」だけではありません。見ているデザインの基準値が違うのです。

例えば、
100点のデザインを知らなければ、70点のデザインを見て「十分良い」と感じてしまいます。
逆に、
普段から非常にクオリティの高いWebサイトを大量に見ている人は、細かい違和感にも気づきます。

だからこそ、デザイン添削では「ここを直してください」と言われるだけではなく、「なぜそれが問題なのか」「プロはどこを見ているのか」を理解することが重要です。自分の中にある基準値そのものを上げなければ、いつまで経っても「それっぽいデザイン」から抜け出せません。

素人っぽいデザインを改善するとき、「足す」より先に「疑う」

デザインを改善しようとすると、初心者ほど何かを追加します。
新しいフォント。新しい色。新しい装飾。新しい写真。しかし、改善の基本は「追加」ではありません。むしろ、「この要素は本当に必要なのか?」と疑うことです。

 この文章は必要なのか。
✅ この画像は必要なのか。
✅ この装飾は必要なのか。
✅ この色は必要なのか。
✅ このボタンは必要なのか。
✅ この余白は適切なのか。
✅ この情報量は適切なのか。
こうして不要なものを削っていくと、デザインの本質が見えてきます。

デザインは「何かをいっぱい入れること」ではありません。
必要なものを、必要な場所に、必要な強さで配置することです。

デザイン添削で本当に見るべきなのは「センス」ではなく「判断」

「デザインはセンスが必要だから、自分には無理」という人がいます。
しかし、実務レベルのデザインを目指すなら、センスという言葉で片付けるべきではありません。もちろん感覚的な部分はあります。しかし、それ以上に重要なのは判断です。

 なぜこのフォントなのか。
✅ なぜこの色なのか。
✅ なぜこの写真なのか。
✅ なぜここに余白を作るのか。
✅ なぜこの文字を大きくするのか。
✅ なぜこの情報を削るのか。
こうした判断を積み重ねることで、デザインの完成度は上がっていきます。

だから、デザイン添削を受けるなら「ここをこう直してください」と答えだけをもらうのではなく、「なぜそう直すのか」まで説明してもらうことが重要です。

ポートフォリオ添削でも「素人っぽさ」は容赦なく見られる

Webデザイナーとして仕事を取りたいのであれば、ポートフォリオの完成度も重要です。
なぜなら、ポートフォリオそのものが「あなたのデザイン力の証拠」になるからです。

どれだけプロフィールに、
「丁寧な対応を心掛けています」
「お客様に寄り添ったデザインを提供します」
「想いを形にすることを大切にしています」
と書いても、作品を見た瞬間にデザインが素人っぽければ、その文章はほとんど意味を持ちません。

デザイン業界では、言葉より作品の方が強いのです。
だからこそポートフォリオ添削では、単に構成や文章を確認するだけではなく、「この作品を制作会社の人間が見たらどう評価するか」という視点が必要になります。

Webデザインを本気で上達させたいなら「第三者の目」を入れる

自分で作ったデザインは、自分では問題点に気づきにくいものです。
何時間もかけて作っていると、どうしても愛着が出ます。

ここは頑張った」
「この写真は気に入っている」
「この色が好き」

という感情が入ってしまいます。

だからこそ、第三者からデザイン添削を受ける価値があります。
ただし、誰に添削してもらうかは非常に重要です。「教えてくれる人なら誰でもいい」というわけではありません。デザイン添削を依頼するなら、実際にどのようなWebサイトを制作してきた人なのかを確認してください。そして、できれば複数の制作実績を見てください。講師自身のデザインレベルが、自分の目指しているレベルに達していなければ、その人から学んでも目標地点には近づけません。これは非常にシンプルな話です。「自分が将来こうなりたい」と思える作品を作っている人から学ぶ。これが、デザイン添削を受けるうえでの基本です。

まとめ|「何となく素人っぽい」は必ず分解できる

Webデザインが素人っぽく見える原因は、単純な「センス不足」ではありません。

✅ 余白。
✅ タイポグラフィ。
✅ ジャンプ率。
✅ 写真。
✅ 配色。
✅ 整列。
✅ 装飾。
✅ 参考サイトの分析。
✅ デザインの引き出し。
そして、
✅ デザインを見る基準値。
これらの小さなズレが積み重なって、「素人っぽい」という大きな違和感になります。

だからこそ、デザイン添削では「何となくダサい」という感想で終わらせてはいけません。

 どこがおかしいのか。
✅ なぜおかしいのか。
✅ どう直すのか。
✅ 直した結果、何が変わるのか。

ここまで具体的に分析する必要があります。

そして、ポートフォリオ添削も同じです。
「作品を増やしましょう」「プロフィールを書き直しましょう」といった表面的なアドバイスだけでは、本当の意味で仕事につながるポートフォリオにはなりません。最終的に採用担当者やクライアントが見るのは、「この人に仕事を任せられるか」です。その判断材料になるのは、あなた自身の言葉よりも、実際に掲載されている作品です。
WebデザインスクールAppRizz(アップリズ)では、単にデザインツールの使い方を教えるだけではなく、現役のWeb制作会社という実務の視点から、実際の制作物を見ながらデザイン添削を行っています。
「何となく作れる」から、「なぜこのデザインにしたのか説明できる」へ。
そして、「素人っぽいデザイン」から「仕事を任せたいと思われるデザイン」へ。
デザイン力を本気で上げたいのであれば、まずは自分の作品を冷静に見直し、どこに違和感があるのかを具体的に洗い出すことから始めてみてください。

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