
「Webで集客できます」と言いながら、自社ではWebを活用していない。
この矛盾に気付いている人は意外と少ないかもしれません。しかし、制作会社として数多くのホームページを制作・運用してきた立場から言うと、自社でWebを活用していないWebデザイナーや制作会社には注意した方がいいと思っています。

最近は、
「SEO対策できます。」
「マーケティングも得意です。」
「集客できるホームページを作ります。」
という発信をする人が増えています。
✅ 検索してもほとんど出てこない
✅ SEO対策もされていない
✅ サービスページやサービスサイトも作り込まれていない
✅ ホームページは何年も更新されていない
✅ 制作実績がダサすぎる
✅ ブログもない
✅ SNSだけで集客している
このようなケースが非常に多くあります。
そこで一つ考えてみてください。
本当にWebの重要性を理解し、SEOやマーケティングのノウハウを持っているなら、なぜ自社で実践しないのでしょうか。
Webの重要性を理解している人なら、まず自分で実践する
Web制作は無形サービスです。
形がないからこそ、「できます。」「経験があります。」「集客できます。」と言えば、ある程度は信用されてしまいます。しかし、本当に実力のある制作会社なら、自社サイトそのものが実績になります。
例えば、
✅ ホームページから問い合わせを獲得する。
✅ SEOで検索上位を獲得する。
✅ ブログでアクセスを集める。
✅ サービスページを改善して問い合わせ率を上げる。
こうしたことは、自社で何度も試し、改善し、成果を積み重ねることができます。
つまり、自社サイトは最高の実験場でもあります。
本当にノウハウがある会社は、その実験を毎日のように繰り返しています。
「お客様では成果が出るかもしれない」では遅い
Web制作で一番怖いのは、「たまたま成果が出たらラッキー」という考え方です。
ホームページ制作は決して安い買い物ではありません。数十万円から数百万円という費用をかけて制作する企業も少なくありません。

にもかかわらず、
✅ 自社では何も検証していない。
✅ SEOも実践していない。
✅ アクセス解析もしていない。
そんな状態で、「SEOできます。」「マーケティングもできます。」と言ってサービスを販売しているケースも多々あります。
経験や深い知識より浅い知識だけでサービスを販売している状態です。これでは、お客様は実験台になってしまいます。
本やAIの知識だけではプロにはなれない

最近はAIが発達し、
✅ SEOの方法
✅ マーケティング
✅ ホームページ制作
✅ LPO
✅ コピーライティング
など、ほとんどの情報が簡単に手に入ります。
しかし、それは「一般論」です。
実際の現場では、本に書いてある通りにやってもうまくいかないことが数多くあります。
✅ 問い合わせが増えない。
✅ クリック率が悪い。
✅ 離脱率が高い。
✅ CV率が低い。
こうした問題は、実際にサイトを運営し、改善し、失敗し、検証し、また改善する。この繰り返しの中でしか身に付きません。
だからこそ、経験のない人が本やAIで得た知識だけをサービスとして販売することには限界があります。
「知っている」と「できる」は全く違う
Web業界では、知識を話せる人はたくさんいます。
しかし、実際に成果を出せる人は驚くほど少ないのが現実です。

✅ SEOを説明できる。
✅ マーケティング用語を知っている。
✅ GA4を触れる。
✅ ヒートマップを見られる。
それだけでは価値になりません。
重要なのは、「どう改善したのか。」「その結果どうなったのか。」「なぜ成功したのか。」ここまで説明できる経験と実績です。経験や実績を積んだ人の言葉には重みがあります。
一方で、知識だけの人の話は、どこかで読んだ内容の焼き直しや受け売りになりがちです。
SNSだけで集客している人を鵜呑みにしてはいけない
もちろんSNSを活用すること自体は素晴らしいことです。
しかし、SNSだけで集客をしようとしているWeb制作者には少し注意して見た方がいいでしょう。
✅ ホームページ
✅ SEO
✅ ブログ
✅ リスティング広告
✅ MEO
✅ SNS
✅ 紹介
✅ リピート
など、複数のチャネルを組み合わせて集客しているからです。
Webマーケティングとは、一つの手法に依存するものではありません。全体設計が重要です。
SNSしか武器がないということは、他の集客方法を経験していない可能性もあります。
制作会社にも2種類ある
「制作会社」と聞くと、すべて同じように思えるかもしれません。
しかし実際は大きく分けて二つあります。
一つは、営業だけを行い、制作は外部へ丸投げする会社。
もう一つは、デザイン・コーディング・SEO・マーケティング・改善提案まで社内で完結できる会社です。
制作ノウハウが社内に蓄積されにくく、提案力にも限界があります。
また自社で制作していないので制作やWebの知識がかなり浅い事が多く、特に提案してくる営業マンなどは無知でハッタリが多くオーバートークをうつ傾向にあります。
一方で後者は
制作を通して得た経験が社内に蓄積され、デザインだけでなく集客や改善まで一貫して提案できます。
「制作会社」という肩書きだけで判断するのではなく、誰が作っているのか、どこまで社内で対応しているのかを確認することが重要です。
本当に見るべきは「制作実績」と「自社サイト」
制作会社を選ぶときは、会社の説明よりも、まず制作実績を見てください。
そして、その会社自身のホームページやサービスサイトも見てください。
✅ デザインの品質は高いか。
✅ SEOを意識したコンテンツがあるか。
✅ サービスページは作り込まれているか。
✅ 導線設計は考えられているか。
✅ ブログは更新されているか。
✅ サービスサイトはあるか。
これらを確認するだけでも、その会社がどれだけWebを理解しているかが見えてきます。

弊社のようにコーポレートサイト以外に、サービスサイトを運用している場合もあります。
レベルが高い制作会社は、マーケティングの観点から用途別にサイトを複数運用しています。
その場合はサービスサイトの方でSEOなどの施作を行っていることがほとんどです。
また、制作会社のようにみせかけてるが、ただの営業会社(販売店)で、自社で製作などできないなんちゃって制作会社もあります。現に弊社でもこれまでIT系や同業の自社サイトの制作依頼を受けています。そういう会社は口が裂けても自社サイトを外注したなんて言わないでしょうから、要注意です。
Webデザインスクール選びでも同じことが言える
これはWebデザインスクール選びでも同じです。
「SEOも学べます。」「マーケティングも学べます。」そう説明していても、スクール自身がWebを活用できていなければ説得力はありません。
✅ ブログを書いているのか。
✅ SEO対策を実践しているのか。
✅ 自社サービスを改善し続けているのか。
こうした実践がないスクールだと、前提として現場で使える知識を教えられないでしょう。
WebデザインスクールAppRizz(アップリズ)では、現役の制作会社として、自社サイト・サービスサイトの運営、SEO対策、マーケティング施策、改善検証を日々行っています。
教科書やAIの一般論だけではなく、実際の現場で成果につながった経験や失敗から得た知見をもとに指導しているため、「作れる人」ではなく「成果を出せる人」を目指した学習が可能です。
まとめ|Webを活用していない人が、Web活用を教えられるのか
「ホームページの重要性を理解している。」「SEOの重要性を理解している。」「マーケティングの重要性を理解している。」
本当にそうであれば、まず自社で実践しているはずです。自社でも成果を出し、その経験をお客様へ還元している。その積み重ねこそが、本当のノウハウになります。
ホームページ制作は、デザインを納品して終わる仕事ではありません。お客様の事業を成長させるための仕組みを作る仕事です。
だからこそ、制作会社やWebデザインスクールを選ぶ際は、「何を言っているか」ではなく「自分たちで何を実践しているか」を必ず確認してください。そこに、本当の実力が表れます。

